CARMENERE

1000円前後でヤバイくらい旨いワインがあるらしい。
そういうウワサで気になっていた、チリのアラウカーノを入手しました。
リュルトン家の一員が作っているワインです。
2004年のカベルネソーヴィニオンとカルメネールの2種。
濃厚なフルボディーで評判の高いカベルネではなくて・・
まずは、カルメネールのボトルを開けてみました。
カルメネール種のワインを飲むのは初めてです。

カルメネール種は17世紀、18世紀そして19世紀初頭にかけて、
ボルドー地方で広く分布していた品種です。
フランスが、フィロキセラという害虫によりブドウが壊滅的な
被害を受けた後、この害虫に抵抗力のあるアメリカ原種
ブドウへの接木によってブドウ畑を再生するうえで、
ボルドーのワイナリーは、カルメネールよりも安定して収穫ができる
ほかの品種を栽培することを選択したため、フランスの

カルメネール種は、今ではほとんどなくなりました。
ところが・・チリは、フィロキセラの被害を受けていない

奇跡的な産地です。
ですから・・フランスから渡ってきたカルメネール種が、
ここで生き延びていたのです。
とはいっても、チリのカルメネールは、外見的に似ている

メルローの中に埋もれてしまっていました。
最近のDNA鑑定により、品種の違いが明らかになり、ようやく

本来のカルメネール種として、認知されるようになりました。
品種的にはメルローより強く、カベルネソーヴィニオンよりも繊細な
ボディーを持っているようです。

とまあ、カルメネールの話はこんなところで、肝心のワインです。
はっきりいって、飲み頃はまだ先です。
まだ、蕾だなあ・・と思い、デキャンタージュしてじっくり時間をかけて
飲んでいたら、なんとなく開いてきました。
しっかりとアフターが続きます。
でも、もうちょっとセラーで寝かせてから味わいたいかな。
ポテンシャルは十分に感じました。

評価の高いカベルネも、まだ飲み頃には早いかもしれないですが、
ちょっと楽しみです。
こちらも・・かなり濃厚な凝縮感あるワインのようです。

ちなみに、ネット通販では、どちらもほぼ売り切れ状態です。
たまたま、大型の小売店で在庫があるのを見つけました。
もちろん・・・買い込んじゃいますよ。


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