雨の森を歩く

森に行くなら雨の日がいい。
これは、悪天候でトンガリロクロッシングやルアペフ登頂にいけなかった
お客様を、雨の中、ブッシュウォークにご案内するときに言う言葉だった
するのだけど・・・。
でも、本当にニュージーランドの原生林は雨の日のほうが素敵です。
いや、ニュージーランドに限ったことじゃないな。
森を歩くのなら、雨の日のほうがいい。

DAY2Start
2日目のスタート。すでに深い原生林の中。

森の中の緑が美しく映え、輝き、木々のかおりがたちこめる。
霧が出て、もやがたつと、それはもう幻想的です。
外界は雨や風が吹き荒れていても、森は自然のシェルターになって
それをあまり感じることもない。
そこにある生命のエネルギーが、閉ざされた森の中で膨らんでくる。
2日目は、そんな雨の日のウォークになりました。


SandyBayHut
Sandy Bay Hut

宿泊したSandy Bay Hutは、その名のとおり湖畔の砂浜に
建っています。
湖の東端、広大なウレウエラ国立公園の深い原生林の中です。
このトラックはワイカレモアナのグレートウォークのコースからは
はずれているのですが、この小屋はグレートウォークのシステムが
適用されています。ガスのコンロこそ常備されてはいませんが、
ベッドには厚手のマットがあり、寝袋さえあれば快適に眠れます。
ガスヒーターもありましたが、着火装置が故障中。
そんなに寒い夜じゃなくてよかった・・・。

Bigtree
Silver Beech(銀ブナ)の巨木

ここは原始から続く太古の森。
Red Beech(赤ブナ)やSilver Beech(銀ブナ)の巨木があり、
ジュラ紀の名残りの木性シダ、木々には寄生植物やコケ、
鬱蒼とした雨林のジャングル。
かつてはニュージーランドのほとんどが、このようなレインフォレストに
覆われていたはずです。

Bigtree2
これは初日の写真。大きなブナの木。

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