ジュラ紀の終わりころ・・まだ哺乳類の生まれる前。

ニュージーランドは、巨大なゴンドワナ大陸から地殻変動で

分かれてできました。

ほかの大陸の影響を受けない特異な生態系を持つこの島では、

鳥達の天敵となる、捕食性の哺乳類の歴史がありませんでした。

そのため、逃げる必要がないので、キウイのような飛ぶことのできない

進化(退化??)を経たネイティブな野鳥がたくさん生息していました。


possum可愛いんだけどね・・・・

Possum=袋ねずみと呼ばれる有袋類



人間がこの島にやってきて、多くの哺乳類やその他の動物達、

それにオリジナルではない植物が、この島に入ってくることになりました。

それらの動植物は、オリジナルの生態系を侵略し、この島の貴重な、

ここにしかない自然の営みを大幅に狂わせ、大きな問題に

なっています。

逃げることのできない、多くの飛べない鳥達は絶滅してしまいました。


ポッサムは、袋ねずみとも呼ばれる有袋類。

毛皮用にタスマニアから輸入されてきたものです。

大型の捕食性哺乳類がいないため、ニュージーランドにはポッサムの

天敵がいません。

食物連鎖の輪から外れたポッサム達は、異常に繁殖し、この島の鳥達や

ネイティブな植物をきわめて脅かす存在となっています。
もちろん、DOC(環境保護省)でも、大掛かりな駆除プロジェクトを

実施しています。

ニュージーランドの郊外をドライブすると、たくさんの車に轢かれた

動物の死体を目にします。

このポッサムも、夜中に日中の日差しで温まったアスファルトに

引き寄せられて道路に出てくるため、よく事故に遭います。

嫌われ者のポッサムですから、ニュージーランドの人たちは、

見かけたらひき殺している・・・というわけではありませんが・・



ところで・・・・

こんなお菓子を見つけました。。


sqposs

車に轢かれてつぶれたポッサムのチョコレート




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